耳が詰まった感じがするのはなぜ?耳鼻科を受診する目安と急ぐ症状

早坂 あかね 院長
医学監修

早坂 あかね 院長

耳鼻咽喉科専門医

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企画・執筆:石田 和也 医師(医承会グループ理事長)執筆者情報

耳にふたがあるように感じる、音がこもって聞こえる。このような「耳の詰まり感」は、耳閉感(じへいかん)と呼ばれます。耳あかだけでなく、鼓膜の奥や音を感じる内耳の不調でも起こるため、感覚だけでは原因を決められません。

原因を調べる前に、聞こえが急に変わっていないか、ほかの症状がないかを確認しましょう。

※本記事は一般的な医学情報の提供を目的としたもので、個別の診断・治療を行うものではありません。症状の判断や治療については医療機関を受診し、医師にご相談ください。

まず、受診を急ぐ症状を確認してください

ろれつが回らない、片側の手足に力が入らないなどがある場合

急にうまく話せなくなった、顔や手足の片側が動かしにくい、支えがなければ立てないほど急にふらつく、突然激しい頭痛が起きた場合は、119番で救急車を呼んでください。耳鼻咽喉科の予約や受付時間を待つ症状ではありません。

耳の詰まりとともに、急に聞こえにくくなった場合

「朝から片耳の音が小さい」「急に会話が聞き取りにくい」といった変化は、耳あかや水のせいと決めつけず、速やかに耳鼻咽喉科へ相談してください。急な難聴に、耳の詰まり、耳鳴り、めまいを伴うことがあります。

詳しい受診の目安は、急に片耳が聞こえにくいときで説明しています。

耳の詰まり感には、どのような原因がありますか

耳閉感は病名ではなく症状の呼び方です。耳のどの部分に問題があるかによって、診察や対応が異なります。

原因がある場所考えられる例
耳の穴から鼓膜まで(外耳)耳あかの詰まり、異物、炎症による腫れなど
鼓膜の奥(中耳)や鼻の奥とつながる耳管中耳に液体がたまる状態、空気圧を調整する耳管の働きの変化など
音を感じる内耳急な難聴など、音の感じ方に関わる不調

同じ「詰まった感じ」でも原因は一つではありません。風邪や飛行機への搭乗をきっかけに感じる場合もありますが、それだけで原因が確定するわけではありません。

中耳炎については中耳炎のページ、音が鳴っている感じについては耳鳴りのページもご覧ください。

耳鼻咽喉科では、何を確認しますか

診察で耳垢・外耳道・鼓膜などの状態を確認し、必要に応じて聴力検査や中耳機能検査を行います。検査は症状と診察結果に応じて選び、すべての方に一律に行うものではありません。

診察では、次のように経過を伝えると、症状を整理しやすくなります。

  • いつ気づいたか。急に始まったか、繰り返しているか。
  • 右耳、左耳、両耳のどれか。
  • 聞こえにくさ、耳鳴り、めまい、痛み、耳だれもあるか。
  • 風邪、飛行機への搭乗、耳掃除など、気づいた前後の出来事。
  • 今使っている薬、これまでの耳の病気や治療。

これらをすべて記録できるまで受診を待つ必要はありません。特に急な聞こえの変化があるときは、相談を優先してください。

駒込駅前耳鼻咽喉科クリニックへのご相談

急に聞こえにくくなった、片耳が急につまったなどの場合は、様子を見続けず早めに耳鼻咽喉科を受診してください。駒込駅前耳鼻咽喉科クリニックはWeb予約を利用でき、予約なしでも受診できますが、当日の診察枠や検査の完了は保証できません。診療時間・休診日は受診前にトップページの診療時間をご確認ください。

初めて受診される方は初診のご案内もご覧ください。

自分で耳あかを取ろうとしてもよいですか

詰まりの原因を耳あかと決めつけて、綿棒や耳かきを奥へ入れることは避けてください。耳あかを押し込んだり、耳の中を傷つけたりすることがあります。耳あかが気になる場合も、耳鼻咽喉科で相談できます。

このページでは、耳抜きの手順や薬の選び方を一律には案内しません。原因が分かってから、診察で必要な対応を確認しましょう。

よくある質問

耳がこもる感じだけでも相談できますか

耳の詰まり感は、耳鼻咽喉科で相談する症状の一つです。見た目や自分の感覚だけでは、外耳・中耳・内耳のどこに原因があるかは分かりません。症状が続く、繰り返す場合も相談してください。急な聞こえの変化がある場合は、先に示した受診の目安を優先します。

詰まった感じがあると、突発性難聴なのでしょうか

耳閉感だけで突発性難聴と判断することはできません。ただし、急な難聴に耳閉感を伴うことはあるため、聞こえが変わった場合は自己判断で様子を見続けず、速やかに医療機関へ相談してください。

参考資料

企画・執筆: 石田 和也(医承会グループ理事長)

監修: 早坂 あかね(院長)