喉の痛みで耳鼻咽喉科を受診する目安は?検査・処置と危険なサイン【駒込・巣鴨】

早坂 あかね 院長
医学監修

早坂 あかね 院長

耳鼻咽喉科専門医

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企画・執筆:石田 和也 医師(医承会グループ理事長)執筆者情報

喉の痛みは風邪でも起こりますが、声がれ、飲み込みにくさ、片側だけの強い痛み、喉の異物感などを伴う場合は、耳鼻咽喉科で喉の奥を確認することが役立ちます。耳鼻咽喉科では、口から見える範囲だけでなく、必要に応じて細い内視鏡などを使い、鼻の奥、咽頭、喉頭、声帯の状態まで観察します。

この記事では、喉の痛みで耳鼻咽喉科を受診する目安、駒込駅前耳鼻咽喉科クリニックで行う診察・検査、救急相談を急ぐ症状を解説します。

※本記事は一般的な医学情報の提供を目的としたもので、個別の診断・治療を行うものではありません。症状の判断や治療については医療機関を受診し、医師にご相談ください。

まず結論:喉そのものの症状が中心なら耳鼻咽喉科へ

次のような症状は、耳鼻咽喉科への相談を検討する目安です。

  • 飲み込むと喉の奥が強く痛む、または飲み込みにくい
  • 声がかすれる、声が出しにくい
  • 喉の違和感や異物感が続く
  • 喉の片側だけが強く痛む、首やあごの下が腫れている
  • 鼻水が喉へ流れる感じや鼻づまりを伴う
  • 魚の骨などが刺さった可能性がある

発熱、強いだるさ、関節痛など全身の症状が中心の場合は、内科や発熱外来も受診先になります。どちらを選ぶか迷う場合は、受診前に医療機関へ電話などで症状を伝え、対応可能か確認してください。

耳鼻咽喉科で喉を診るメリット

耳鼻咽喉科は、耳・鼻・喉をつながった領域として診察します。喉の痛みの背景に、急性咽頭炎や扁桃炎だけでなく、鼻水が喉へ流れる後鼻漏、声帯を含む喉頭の炎症などが関係している場合があるためです。

口を開けて見える範囲には限りがあります。症状や診察所見から必要と判断した場合は、鼻咽頭ファイバー(細い内視鏡)で鼻の奥から喉頭までを観察し、腫れや炎症、声帯の状態などを確認します。すべての方に内視鏡検査を行うわけではなく、検査の必要性は医師が判断します。

駒込駅前耳鼻咽喉科クリニックで行う診察・検査

症状と経過を確認します

いつから痛むか、飲み込むときに痛むか、発熱・咳・鼻水・声がれがあるか、食事や水分をとれているかを確認します。服用中の薬、アレルギー、持病も診断や治療方針に関わるため、お薬手帳があればお持ちください。

耳・鼻・喉を診察します

口の中や扁桃、首の腫れなどを診察します。鼻症状や耳の症状もある場合は、耳・鼻・喉をあわせて確認し、痛みの原因を探ります。

必要に応じてファイバー検査などを行います

声がれ、飲み込みにくさ、喉の奥の違和感などがある場合は、必要に応じて鼻咽頭ファイバーで喉の奥や声帯を観察します。検査や処置は、診察結果を踏まえてご説明したうえで行います。

症状別にみる受診の目安

声がれを伴う

声の使いすぎや炎症でも声がれは起こりますが、長引く場合や悪化する場合は声帯を含む喉頭の確認が大切です。喫煙歴がある方、血の混じった痰が出る方も早めにご相談ください。

飲み込みにくい・飲み込むと強く痛む

食事や水分がとりにくい、痛みが片側に偏る、口を開けにくい場合は、喉の深い部分に炎症が広がっていることがあります。症状が強い場合は当日中の相談を検討してください。

鼻水・鼻づまりもある

鼻水が喉へ流れる後鼻漏が、喉の違和感や咳の原因になることがあります。鼻と喉をあわせて診察できることは、耳鼻咽喉科の特徴です。

魚の骨などの異物感がある

無理にご飯を丸のみするなどの方法は、異物を深く押し込むおそれがあります。異物が刺さった可能性がある場合は、自分で取ろうとせず耳鼻咽喉科へご相談ください。息苦しさがある場合は救急要請を優先してください。

すぐに受診・救急相談したい危険なサイン

次の症状は、空気の通り道が狭くなる病気や、強い炎症の可能性があります。

  • 息が苦しい、呼吸時に普段と違う音がする
  • 強い喉の痛みがあり、唾液も飲み込めず口から垂れる
  • 強い喉の痛みがあり、声がこもる、または口を開けにくい

これらは呼吸が苦しくなくても、ためらわず119番へ連絡してください。意識がもうろうとする場合も119番の対象です。呼吸が保たれ、唾液を飲み込めるものの痛みが強い場合や、水分がとれずぐったりしている場合、首やあごの下が急に大きく腫れた場合は、当日中に医療機関へ相談してください。救急車を呼ぶべきか判断に迷うときは、対応地域であれば救急安心センター「#7119」へ相談できます。

受診前に準備しておくこと

診察では、次の内容をメモしておくと症状を伝えやすくなります。

  • 痛みが始まった日と、その後の変化
  • 測った体温と時刻
  • 飲み込み、声、呼吸の変化
  • 鼻水、咳、痰、耳の症状の有無
  • 使用した市販薬や処方薬
  • 持病、薬のアレルギー

発熱がある場合は、院内での感染対策や受付方法が通常と異なることがあります。来院前に発熱外来の案内をご確認ください。

✍️ 監修医からの一言

喉の痛みは、見える範囲だけでは原因を判断しにくいことがあります。声がれや飲み込みにくさ、片側だけの強い痛みなど、喉そのものの症状が中心であれば耳鼻咽喉科へご相談ください。一方、唾も飲み込めない、息が苦しいといった症状は、診療科を選ぶよりも迅速な受診や救急要請が優先です。

駒込・巣鴨・田端・本駒込から受診を検討される方へ

駒込駅前耳鼻咽喉科クリニックは、JR駒込駅東口から徒歩1分、東京メトロ南北線駒込駅2番出口から徒歩2分です。初めて受診される方は初診のご案内アクセスをご確認ください。

よくある質問

喉が痛いだけでも耳鼻咽喉科を受診できますか?

受診できます。とくに声がれ、飲み込みにくさ、喉の異物感、鼻症状を伴う場合は、耳鼻咽喉科で喉の奥や鼻を含めて確認することが役立ちます。

発熱があっても受診できますか?

対応方法は当日の状況や症状によって異なります。直接来院する前に、発熱外来の案内を確認し、必要に応じてクリニックへお問い合わせください。

抗菌薬(抗生物質)は必要ですか?

喉の痛みの多くはウイルス感染によるもので、抗菌薬が効かない場合があります。抗菌薬が必要かどうかは診察所見や経過を踏まえて医師が判断します。残っている薬を自己判断で服用しないでください。

まとめ

声がれ、飲み込みにくさ、片側の強い痛み、鼻症状を伴う喉の痛みは、耳鼻咽喉科への相談を検討する目安です。耳鼻咽喉科では、必要に応じて鼻咽頭ファイバーなどを使い、口からは見えにくい喉の奥や声帯まで確認します。

ただし、唾も飲み込めない、息が苦しい、意識がもうろうとする場合は通常の外来を待たず、速やかに医療機関や119番へ連絡してください。

参考文献

抗微生物薬適正使用の手引き(厚生労働省)

日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会(一般向け疾患解説)

救急安心センター事業(#7119)(総務省消防庁)

企画・執筆: 石田 和也(医承会グループ理事長)

監修: 早坂 あかね(院長)